三十路、介護職、1型糖尿病でちょいヲタな日々

あんまし病気に触れない記事が多いものの、糖尿病について知る人が増えたら幸い。書きたいだけ、という部分もあるけどさ。

May peace and Joy be yours at Christmas and throughout the new year.

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ダメージ

●2001年8月当時の忘備録より。




↑しかし実は、このBOX-3よりも、収録作品的にはBOX-2のほうがオススメ。
2には「死刑台のエレベーター」「ルシアンの青春」が入ってます。どっちもハッピーにはなれんけど、オススメです。

監督:ルイ・マル
出演:ジェレミー・アイアンズ、ジュリエット・ビノシュ、ルパート・グレイブス
1992年製作(英/仏)

ストーリー

議員のスティーブン(アイアンズ)は、息子のマーチン(グレイブス)が連れて来た恋人のアンナ(ビノシュ)に心惹かれる。アンナもまた、スティーブンを愛してしまう。
二人はすぐに肉体関係を持つ。

そもそもアンナは、マーチンのように明るいタイプよりも、スティーブンのような冷たさのある男に惹かれる性質だった。マーチンと恋人となったのは、彼女の自殺した兄にマーチンが似ていたから、だ。
マーチンとアンナは婚約をするが、スティーブンとは肉体関係を続けている。

ある日、その現場に息子が行ってしまい、彼もまた自殺のような死を遂げる。

感想

まず、なぜ美女とは思えぬビノシュなんだろーか、いや、男心を引っ掛ける儚げなしたたかさのような何かを、彼女は持っていそうではあるのかもしれない、と。

地位も名誉もある男が、あろうことか息子の恋人に手を出しちゃいますからね。「一目会ったその日から恋の花咲くこともある」ってなやつ。恋なのかね、肉欲なのかね、という塩梅ながらも。

スティーブンは地位も名誉も手に入れてはいても、欠落した部分がある男だったのであろうし、だから不意に現れた興味深い「据え膳」、しかもタブー付きの女と「火遊び」をして大やけどを負ったのだろう。

とはいえ。
スカしてんじゃねーよとアンナに思い、「後日に会ったアンナは「普通の女」だった」と語るスティーブンに、だったら息子を死に追いやった責任を取ってお前も死ね、と思ったり。
なんだか葬式もクールに執り行われるのは、家の恥だからなのかしら?
まあね、理由があんまりだし、死に方も間抜けではあったけどもさ。

母はもっと怒るべきだし、妹ももっと父を罵るべきだろう。
しかしそういう家庭ではなかったから、スティーブンは「おいた」をしてしまったのであろう、とも思う。

あたしが妹だったら、おまえなど親ではない、これで腹を切れと、包丁を差し出しますよ。
息子の婚約者に手を出すところまでならばまだしも、そのせいで息子が死んだんだから。

さまざまな理由があるから一概には言えないのだろうけれども、命は命を持って償うべきだと思うよ。
どの人物のつながりも、割と希薄なものでしかなかったのかしらね。

しかしながら、そんなことがあってもわりと淡々と生きていけるのが人間なんですよね、という話。
ダメージを負って死んだマーチンではなく、ダメージを負っても生きていけるスティーブンに惹かれてしまったアンナは、動物としては正しかったのかもしれない。

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